第7回【ヘルニアは自然に治る?】

椎間板ヘルニア

発症から1年半。大きなヘルニアが吸収され、手術を回避できた私の体験談

こんにちは。

腰痛が始まってから約2年。

そして、セカンドオピニオンとして今の病院を受診し、本格的に椎間板ヘルニアの治療を始めてから約1年半が経ちました。

振り返ってみると、本当に長かったです。

「この痛みはいつまで続くんだろう」

「本当に治るの?」

「手術をしないとダメなのかな?」

そんなことばかり考えていた時期もありました。

発症当初は歩くことも座ることもつらく、夜は痛みで何度も目が覚めるほどでした。

MRIで確認されたヘルニアはかなり大きく、手術を考えなければならない時期もありました。

ところが、その後のMRIでは大きかったヘルニアがかなり吸収されていることが分かりました。

そして現在。

完全に痛みがなくなったわけではありませんが、夜は眠れるようになり、仕事にも行き、旅行もできるところまで回復しています。

今回は、リハビリがひとつの区切りを迎えた今、これまでの治療を振り返ってみたいと思います。

リハビリが保険適用ではなくなりました

これまで続けてきたリハビリですが、最初の治療から一定期間が経過したことで、これまでと同じ形で保険適用のリハビリを続けることができなくなりました。

これ以上続ける場合は実費になるとのこと。

正直、少し不安でした。

長い間、

「病院へ行ってリハビリを受ける」

ということが生活の一部になっていたからです。

まだ痛みも残っています。

それなのにリハビリをやめて大丈夫なのかな、という気持ちもありました。

先生と相談した結果、まず7月はリハビリを一旦休止。

1ヶ月間、薬による治療を続けながら様子を見ることになりました。

そして8月に再度受診し、それでも痛みがかなり強ければ、その時の症状や診断に応じて、再びリハビリができるか検討していくことになっています。

治療が「終わった」というより、

「病院でのリハビリを中心にした治療から、自分でも体を守っていく段階に入ったのかな」

と今は感じています。

最初のMRIで見たヘルニアの大きさ

今でも覚えているのが、最初にMRI画像を見た時のことです。

先生がヘルニアについて説明するために見本の画像を見せてくれました。

ところが、自分のMRI画像と比べてみると、

「私の方がずっと大きいんじゃない?」

と思うほどでした。

実際、かなり大きなヘルニアだったようです。

その時は、

「これ、本当に治るの?」

という不安しかありませんでした。

インターネットで「ヘルニア」「手術」「治るまでの期間」などを何度も検索しました。

調べて安心することもあれば、逆に怖くなることもありました。

手術をするかどうか、本気で考えた時期

痛みやしびれがなかなか改善しない時期には、手術も選択肢として考えるようになりました。

手術をすれば楽になるのかもしれない。

でも、入院はどうする?

仕事は?

家のことは?

手術をしたら、本当に痛みはなくなる?

いろいろなことを考えました。

そして、手術をするかどうかを判断するため、もう一度MRIを撮ることになりました。

私自身、

「やっぱり手術になるのかな」

という気持ちで結果を聞きに行ったのを覚えています。

再び撮ったMRIで先生も驚いた

ところが、MRIを確認した先生の反応は予想とは違いました。

あれほど大きかったヘルニアが、かなり吸収されていたのです。

先生も驚いた様子で、

「ここまで吸収されるのは珍しい。学会で発表してもいいくらいだよ」

という話まで出ました。

私自身もMRI画像を見て驚きました。

あんなに大きかったものが、本当に小さくなっている。

目で確認できたことで、

「体の中ではちゃんと変化していたんだ」

と思うことができました。

痛みが残っていると、どうしても

「全然良くなっていない」

と思ってしまいます。

でも、痛みだけでは分からない変化もあるのだと、この時実感しました。

セカンドオピニオンで言われた「1年から1年半」

今の病院は、私がセカンドオピニオンとして選んだ病院です。

初めて診察を受けた時、先生から言われました。

「1年から1年半はかかるよ。」

当時の私は、

「そんなにかかるの?」

と思いました。

痛みが強い時は、1週間でも長く感じます。

それなのに1年、1年半なんて、とても想像できませんでした。

でも、本当にそれくらいの時間が経ちました。

完全に痛みがなくなったわけではありません。

それでも、あの頃と今では生活がまったく違います。

今になって、先生が最初に言っていた「時間がかかる」という言葉の意味が分かるような気がします。

一番つらかったのは「いつ治るのか分からない」こと

ヘルニアになってつらかったのは、痛みだけではありませんでした。

私にとって大きかったのは、

「いつまでこの状態が続くのか分からない」

という不安でした。

今日も痛い。

明日も痛い。

薬を飲んでも、リハビリをしても、次の日に突然すべての痛みがなくなるわけではありません。

そんな毎日が続くと、

「本当にこの治療でいいのかな」

と思うこともありました。

それでも診察を受け、処方された薬を飲み、リハビリを続けました。

結果がなかなか見えない時期に治療を続けることが、一番大変だったように思います。

2年前の「地獄のような痛み」と比べたら

腰痛が始まった頃のことを思い出すと、本当につらかったです。

歩くのもつらい。

座っているのもつらい。

夜、布団に入っても痛い。

せっかく眠っても、痛みで目が覚める。

「普通に眠る」という当たり前のことすらできませんでした。

今は夜中に痛みで起きることもなくなり、朝まで熟睡できるようになりました。

これは私にとって、とても大きな変化です。

痛みのない時には当たり前だと思っていたこと。

でも一度「眠れないほどの痛み」を経験すると、

「朝まで眠れるって、こんなにありがたいことだったんだ」

と感じます。

沖縄の社員旅行に行けたことが自信になった

今年は会社の社員旅行で沖縄へ行きました。

行く前は少し不安もありました。

飛行機に長時間座ること。

バスで移動すること。

みんなと同じペースで行動すること。

腰が痛くなって、周りに迷惑をかけたらどうしようとも考えました。

でも実際には、飛行機にも乗れました。

長時間のバス移動もできました。

そして、みんなと一緒に旅行を楽しむことができました。

何より嬉しかったのは、

「周りに迷惑をかけることなく旅行を終えられたこと」

でした。

2年前の自分だったら、とても考えられません。

「ここまで動けるようになったんだ」

ということを実感できた出来事でした。

毎日欠かさず薬を飲み続けました

治療中は、毎日欠かさず処方された薬を飲んできました。

もちろん、ヘルニアが吸収された理由が薬だけだったのかは私には分かりません。

時間の経過なのかもしれません。

リハビリの効果もあったのかもしれません。

自分の体が持っている回復力もあったのかもしれません。

それでも私は、

「先生と相談しながら治療を続けてきたことは無駄ではなかった」

と思っています。

劇的に良くなる日はなくても、

「以前より少し楽になった」

という小さな変化を積み重ねて、ここまで来たように感じています。

動けなかった期間に体重が増えてしまった

良いことばかりではありません。

腰が痛くてスムーズに動けなかった期間が長かったため、以前より運動量がかなり減りました。

その結果、体重も増えてしまいました。

腰への負担を考えても、これからは少しずつ体重を戻していきたいと思っています。

ただし、

「頑張って一気に痩せよう」

とは考えていません。

無理をしてまた腰を痛めてしまったら意味がないからです。

まずは無理のない範囲で体を動かす。

そして続ける。

今はそれを一番大切にしたいと思っています。

リハビリ休止後、自宅で始めたこと

病院でのリハビリはいったん休止になりましたが、何もしないわけではありません。

自宅で少しずつストレッチや体を動かすことを始めています。

体幹や腹筋も、腰に負担をかけない範囲で少しずつつけていきたいと思っています。

そして、日常生活では姿勢や歩き方も意識するようになりました。

以前なら「もっと頑張らなきゃ」と思っていたかもしれません。

でも今は、

「今日はこれくらいにしておこう」

と思えることも大事なのかなと思っています。

「完全に治す」から「上手に付き合う」へ

1年半治療を続けた今、以前とは少し考え方が変わりました。

最初は、

「早く完全に治したい」

それしか考えていませんでした。

でも今は、

「腰の状態を知って、再発させないように上手に付き合っていこう」

と思っています。

姿勢に気をつける。

長時間同じ姿勢を続けない。

無理をしすぎない。

少しずつ筋力をつける。

体重管理もする。

そうした毎日の小さな積み重ねが、これからの私には必要なのだと思います。

ヘルニアになって気づいた「普通に生活できるありがたさ」

今回の経験で、一番感じたことがあります。

それは、

「普通に生活できることは、決して当たり前ではない」

ということです。

朝起きる。

仕事へ行く。

椅子に座る。

歩く。

旅行へ行く。

夜、眠る。

以前なら何も考えずにやっていたことばかりです。

でも、できなくなって初めて、そのありがたさに気づきました。

今でも痛みが出る日はあります。

完全に治ったとは言えません。

それでも、2年前の自分と比べたら本当に良くなりました。

同じようにヘルニアで悩んでいる方へ

もし今、

「この痛みはいつまで続くんだろう」

「手術をしないと治らないのかな」

「治療しているのに全然良くならない」

と不安になっている方がいたら、私のような経過をたどった人もいるということを知ってもらえたらと思います。

ただ、ヘルニアの大きさや症状、治療方法、回復までの期間は人によって違います。

私の経験がすべての人に当てはまるわけではありません。

治療については自分だけで判断せず、担当の先生と相談しながら進めることが大切だと思います。

まとめ|1年半経った今、思うこと

あれほど大きかったヘルニアが吸収され、手術をせずにここまで生活できるようになるとは、痛みが一番強かった頃の私は想像できませんでした。

リハビリはいったん休止。

これからもしばらくは薬による治療を続けながら、自宅でのストレッチや運動を続けていくつもりです。

そして、再発しないように姿勢や歩き方、体重管理にも気をつけていきたいと思っています。

完全に治るのかどうかは、今の私には分かりません。

でも一つだけ言えるのは、

「2年前の地獄のような痛みの中にいた自分より、今の私ははるかに元気になった」

ということです。

痛みで夜も眠れなかった私が、今は朝まで眠れる。

長時間座ることがつらかった私が、飛行機に乗って沖縄へ行ける。

それだけでも、私にとっては大きな回復です。

これからは「治すこと」だけではなく、

「今の状態をできるだけ長く維持しながら、自分の体とうまく付き合っていくこと」

それが次の目標です。

リハビリを休止して薬だけの生活になった後、腰の状態がどう変化していくのか。

また数ヶ月後、このブログで経過を記録していきたいと思います。

※この記事は、私自身の椎間板ヘルニアの治療体験を記録したものです。症状や治療方法、回復までの期間には個人差があります。痛みやしびれなどの症状がある場合は、医療機関で医師に相談してください。

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