82歳・一人暮らしの母との距離感/親の心配と自分の時間の間で思うこと

日記・暮らし記事

今月、母が82歳になります。

父と母は離婚していて、その後は自然と、私が母のことを、弟が父のことを見るような形になりました。

父は8年前に亡くなり、現在、母は一人暮らしをしています。

82歳とはいっても、今のところ身の回りのことは自分でできています。

買い物をしたり、ご飯を作ったり、日常生活は一人で送ることができています。

そのため、今はまだ「介護をしている」という状態ではありません。

それでも母が80代になり、以前とは違う心配が少しずつ増えてきました。

一人暮らしの母。「もし何かあったら」と考えてしまう

私は現在、正社員として働いています。

自分自身も持病があり、仕事をしながら自分の体調や生活も整えていかなければならないため、頻繁に母の家へ行くことはできません。

そして私は葬儀関係の仕事をしています。

仕事をしていると、高齢者の一人暮らしや、誰にも気づかれないまま亡くなってしまう「孤独死」が決して他人事ではないことを感じます。

だからこそ、一人で暮らしている母のことを考えると、

「もし家で何かあったらどうしよう」

という不安があります。

母には、

「少しでも調子が悪いと思ったら、私か孫に連絡してね」

と伝えています。

けれど、突然具合が悪くなったら?

電話をすることさえできなかったら?

そう考え始めると、心配にはきりがありません。

高齢者向けのサービスがあっても、本人が嫌がることもある

高齢者の一人暮らしを支える方法はいろいろあります。

行政のサービスを利用したり、必要になればヘルパーさんに来てもらったり、デイサービスを利用したり。

最近では高齢者向けの見守りサービスもあります。

終活について学んできた立場から考えれば、「家族だけで抱え込まず、利用できるサービスを上手に使うことが大切」ということは分かっています。

でも、自分の親のこととなると、そう簡単ではありません。

母は、他人を家の中に入れることを嫌がります。

人見知りでもあるため、知らない人たちの中へ出かけていくことも好きではありません。

私が、

「こういうサービスもあるよ」

と言ったところで、本人が嫌だと言えば無理に利用させるわけにもいきません。

制度やサービスを探すこと以上に難しいのは、本人の気持ちなのかもしれません。

「できるだけ自分のことは自分でしたい」

そんな母の気持ちも大切にしながら、どこまで見守っていけばいいのか。

まだ答えは出ていません。

「テレビが壊れた」母からの電話

今日、仕事をしていると母から連絡がありました。

「テレビが壊れた」

とのこと。

一人で暮らしている母にとって、テレビは毎日の生活の中で大きな存在です。

仕事が終わってからテレビを買いに行き、そのまま母の家へ届けに行きました。

こうしたことも、これから少しずつ増えていくのだと思います。

電化製品が壊れた。

病院へ行きたい。

買い物へ行くのが大変になった。

ちょっと体調が悪い。

今は自分でできていることでも、いつか私の手助けが必要になるかもしれません。

その「いつか」が、以前より少し近づいているように感じます。

母のことも大切。でも自分の時間も大切にしたい

今、私が一番悩んでいるのは、この距離感です。

もちろん母のことは心配です。

できることなら、これからも安心して暮らしてほしい。

困ったことがあれば助けたいと思っています。

でも、私にも私の生活があります。

仕事があり、自分の体調のこともあり、家族との時間もあります。

そしてこれからは、自分自身のための時間も大切にしていきたいと思っています。

一人で美術館へ行ったり、植物園へ行ったり。

誰かのためではなく、自分が楽しむための時間も増やしていきたい。

「親のことを優先しなければ」

と思い続けていたら、自分の時間がなくなってしまいます。

でも、

「自分の時間を大切にしたい」

と思うと、母を放っているような気持ちになることもあります。

親のことは大切。

でも、自分の人生も大切。

50代後半になった今、この二つの間で揺れることが増えました。

親が元気な今だから、これからのことを話しておきたい

母は今のところ、自立して一人暮らしをしています。

だからこそ、元気な今のうちに、これからのことを少しずつ話しておかなければならないと思っています。

もし一人暮らしが難しくなったらどうするのか。

誰かの助けが必要になったとき、どこまでなら受け入れられるのか。

もし家で体調が悪くなったとき、どうやって知らせてもらうのか。

そして、私自身もどこまでなら無理なく母を支えられるのか。

親の終活というと、葬儀やお墓、相続などを思い浮かべることが多いかもしれません。

でも、「これからどのように暮らしていきたいのか」を家族で話しておくことも、大切な終活の一つだと思います。

終活について学んでいても、自分の親のことになると簡単には答えが出ません。

母にも私にも無理のない距離を探していきたい

82歳になる母。

そして、これからの自分の人生も大切にしていきたい私。

どちらか一方が我慢するのではなく、母にも私にも無理のない距離を探していけたらと思っています。

今すぐすべてを決める必要はないのかもしれません。

でも、

「まだ元気だから大丈夫」

と先延ばしにするのではなく、元気な今だからこそ話せることがあります。

今日、仕事帰りに母のテレビを買いに行きながら、そんなことを改めて考えました。

親が年齢を重ねるということは、親のこれからだけではなく、自分自身のこれからの暮らしについて考えることでもあるのかもしれません。

これからも母との距離を考えながら、自分の時間、自分の人生も大切にしていきたいと思います。

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