第2回:薬・リハビリ・神経ブロック…私が選んだ“保存療法”の実際と副作用

腰痛対策

「手術はなるべく避けたい」
そう思って始めた保存療法。でも、想像以上に時間と根気が必要でした。


■ 手術か保存療法か、悩んだ末の選択

病院で「椎間板ヘルニア」と診断されたとき、医師から言われたのは次の二択でした。

  • 痛みがひどく、生活に支障が大きければ手術
  • 時間はかかるけれど、痛みが徐々に引いていくなら保存療法

私は迷った末に「保存療法」を選びました。理由は、なるべく体に負担をかけたくなかったから。そして、仕事を長く休めないという現実的な事情もありました。


■ 最初に処方された薬とその副作用

最初に出されたのは痛み止めのロキソニン、そして筋肉の緊張を和らげる薬。それに加えて、夜の痛みや不眠対策としてタリージェが処方されました。

正直、薬の名前も副作用もよくわからないまま飲み始めましたが、数日で体に違和感が…。

  • 頭がぼーっとする
  • 吐き気
  • ふらつき(めまい)
  • 食欲不振

特にタリージェは眠気やふらつきがあったが、徐々に慣れて日常生活にも支障が出にくくなりました。


■ 神経ブロック注射の体験

「痛みが強いときは、神経ブロック注射という手もありますよ」と言われ、試してみることに。

注射自体はほんの数分で終わり、打った直後は「少し楽になったかも?」という感覚がありました。でも、私の場合は数日経つとまた同じ痛みがぶり返すというのを繰り返し…。根本的な解決にはなりませんでした。

それでも、どうしても仕事を休めない日などには助けられたと思います。


■ リハビリと物理療法(腰椎牽引&ウォーターベッド)

病院で始めたリハビリは、腰椎牽引(ラウンドチルト方式)とウォーターベッドの組み合わせでした。

  • 腰椎牽引(ラウンドチルト方式)
    ゆっくりと腰を引っ張ることで椎間板の圧力を減らし、神経への圧迫を和らげる治療です。
    最初は「こんなので効くのかな?」と思いましたが、施術後は腰の重さが少し軽くなる感覚がありました。無理のない角度で牽引されるため、痛みが悪化することもなく安心して受けられました。
  • ウォーターベッド
    全身を水圧でマッサージする機械で、特に腰まわりの血流が良くなるのを感じます。
    リラックス効果も高く、治療中に思わず眠ってしまうこともありました。

これらを週1〜2回続けることで、腰のこわばりや足のしびれが少しずつ和らいできました。


■ 「保存療法=すぐに効くわけじゃない」

正直に言うと、保存療法は“即効性”があるものではありません。でも、痛み止めに頼りすぎず、体を少しずつ整えていくという意味では、長期的に見て安心感がありました。

副作用でつらい時期もありましたが、医師と相談しながら調整することで、少しずつ「自分に合った治療」が見えてきたと思います。


■ 次回予告

次回は、椎間板ヘルニアの痛みと付き合いながら過ごした日常生活の工夫や、仕事・家事との両立についてお話しします。

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